動物葬祭ディレクターってどんな資格?
2022/10/30
動物葬祭ディレクターという資格についてご存じですか? 動物葬祭ディレクターとは、ペット火葬について、さまざまな知識を持つ火葬業者スタッフのことです。この記事では、動物葬祭ディレクターの資格ができた背景や、ペット葬儀のトラブル、そしてペット火葬業者の選び方について解説します。
動物葬祭ディレクターとは?
動物葬祭ディレクターとは、日本動物葬儀霊園協会が提供している資格を持つ、火葬業者スタッフのことです。
動物葬祭ディレクターの検定試験を受けて取ることができ、1級と2級があります。2級は誰でも受験できますが、1級は3年以上の実務経験が必要になります。
動物葬祭ディレクターは、火葬そのものの知識からペット火葬に特化した知識や、動物霊園の管理、ペットロスへの対応や相談ができる知識を持っています。
資格が作られた背景
近年のペットブームで、ペット葬儀の需要が拡大しており、ペット葬儀を行う業者も増加しています。しかし、ペットの火葬や葬儀には必要な資格がなく、中にはずさんな対応をする業者も出てきました。そのため、ペット火葬業界の向上を目指して、日本動物葬儀霊園協会が設立されてできた資格です。
ペット葬儀のトラブル
次に、ペット葬儀のトラブルの例についてご紹介します。動物葬祭ディレクターの資格が作られたといっても、まだまだ悪質な業者はあるので注意が必要です。
請求金額のトラブル
高額なオプションを勝手につけられていたり、最初の金額よりも大幅に高い金額を請求されたりなどのトラブルが発生しています。最初に見積もりをもらうのはもちろん、追加料金が発生するのかどうかも、きちんと確認してから契約するようにしたいですね。
火葬方法のトラブル
個別で火葬してもらうプランだったのに、複数のペットと一緒に火葬されたなど、火葬方法のトラブルも発生しています。
火葬に立ち会わず、業者に一任する場合はとくに注意が必要です。できれば、トラブルを防ぐためにも火葬には立ち会ってあげるようにしたいですね。
遺骨返却のトラブル
遺骨の返却がなかったり、違うペットの遺骨が返却されたりなどのトラブルも発生しています。合同火葬の場合は遺骨が残らないのですが、個別火葬の場合は遺骨を返却してもらえます。トラブルや業者のミスを防ぐためにも、火葬にはできるだけ立ち会いましょう。
遺骨の放置
ペットの火葬を依頼したものの、業者が火葬をせずに、山に遺体のまま放置したという事件もありました。これは不法投棄となります。このような業者にペット火葬を依頼しないためにも、業者選びは慎重に行いましょう。
ペット火葬業者の選び方
それでは、ペット火葬業者の選び方をご紹介します。
ホームページを確認する
まず、最初にホームページの所在地や連絡先を確認しましょう。悪質な業者は、連絡先が分からないようになっていることもあります。所在地と連絡先が確認できたら、次は連絡を入れます。
電話で連絡する
ペット火葬の相談の連絡をするときは、電話でするようにしましょう。後からトラブルになったときに、電話が繋がらない業者もあるので、電話が繋がると安心です。また、従業員の教育が行き届いているかの確認にもなります。
時間があれば比較もしてみる
初めてペット火葬を依頼するときは、値段の相場がわからないことがほとんどです。数社に見積もりをもらい、納得する金額で依頼するようにしましょう。また、従業員の対応も参考になります。
まとめ
動物葬祭ディレクターの資格についてや、ペット葬儀のトラブル、ペット火葬業者の選び方についてご紹介しました。動物葬祭ディレクターとは、日本動物葬儀霊園協会の資格のことで■所得にいくつか条件が設けられています。ペット火葬業者を選ぶ際に一つの基準にして頂くのもよいでしょう。