ペット火葬の際に髪の毛はどうする?
2023/02/10
ペット火葬の際に、棺の中にペットが好きだったモノを入れる方は少なくありません。
旅立つあの子が寂しくないように、安心できるようなモノをたくさん入れてあげたいですよね。
飼い主さんの中には、自分の髪の毛を棺の中に入れることもあります。
一緒に火葬できるもの、できないもの、メモリアルグッズの遺し方などを詳しく見ていきましょう。
ペット火葬の際に髪の毛を入れるのはなぜ?
ペットちゃんが大好きだった、飼い主さんの匂い。
飼い主さんの髪の毛が側にあれば、きっと安らかな気持ちで旅立っていけるでしょう。
ただ、髪の毛は軽量なので、風が吹くと散らばってしまうことがあります。棺に入れる場合は、封筒に入れたり手紙に貼り付けたりしてくださいね。
ペット火葬の際、髪の毛と一緒に入れたいもの
「天国でもあの子が楽しく暮らせるように、あの子が愛用していたものを一緒に納めてあげたい」と考える方は多くいます。
家族の写真をはじめ、ペットちゃんへの手紙、フード、おやつ、おもちゃ、洋服など、一緒に火葬できるものはさまざまです。
ただ、火葬を終えた後に「やっぱり手元に残しておけばよかった」と後悔しないように、何を納めるかは慎重にご検討ください。
ペットの遺品はどうすればいい?
ペットと過ごした大切な日々。
思い出の品が多すぎて、棺の中に納めきれませんよね。
火葬を終えて帰宅すると、家の中にはあの子の遺品の数々……。
ふとした瞬間に思い出がよみがえって、涙があふれることもあるでしょう。
ペットを亡くした方はペットロスに陥ることがあります。ペットロスになる背景はさまざまですが、「遺品整理に時間をかけすぎる」のも原因のひとつとされているのでご注意ください。
遺品整理に正解はありません。何点か保管して後はバッサリ捨ててしまったり、家族と相談したりしながら決めていくのも良いでしょう。亡くなった直後は飼い主さんもダメージを受けていますから、「心の整理がつくまで何もしない」というのも一つの方法かもしれません。
ペット火葬の前に「形見」を取っておく
何を遺すか、何を火葬するかは飼い主さんによって異なります。
最も多い遺品の種類は「毛」「爪」「ひげ」で、ペットによっては「羽」というケースもあるでしょう。
では、それぞれの遺し方や活用法について詳しく紹介します。
毛
生前たくさん撫でてあげた、あの子の毛。
火葬前に毛を少しだけ切れば、それだけで世界にひとつの遺品になります。
遺した毛は、星の砂のように小さなボトルに入れたり、キーホルダーやペンダントに加工して身につけたりすることもできます。
ただ、保管期間が長くなるほど劣化のリスクが高まるので、一定期間ごとに毛の状態をご確認ください。もっとも安心なのは、ヒノキの箱に保存する方法です。人間でも、赤ちゃんの毛やへその緒をヒノキの箱に保存する方は珍しくありません。害虫がつきにくく、一定の湿度を保てるのがヒノキのメリットです。「大切な形見をきれいな状態で保ちたい」という方は、ヒノキの箱の中に乾燥剤を入れ、そこに保管するのが良いでしょう。
爪
爪は毛よりも散らばりにくく、比較的コンパクトにおさまります。
そのまま小袋に入れて持ち歩いても良いですし、ペット専用のペンダントケースに入れるのもおすすめです。
最近では、遺品が入っているとは気づかれないような、デザイン性のあるメモリアルグッズがたくさん販売されています。遺品をお守り代わりにすれば、空の上のあの子がいつでも守ってくれそうですね。
ひげ・羽
ひげや羽は、ペットちゃんならではのチャームポイント。
きっと、あの子にとっても自慢のパーツだったのではないでしょうか。
ひげや羽を保管すれば、いつでもペットちゃんのことを身近に感じられるでしょう。
ペットの形見を使ったメモリアルグッズ
毛や爪、ひげなど、ペットの形見になるものはさまざまです。
ヒノキの箱やジップロックなどに入れて保管しても良いですが、その他の活用法も見ていきましょう。
足あとスタンプ
火葬前に、足あとをスタンプで残す方は珍しくありません。
足あとスタンプは、もっとも手軽でリーズナブルなメモリアルグッズです。
犬、猫、ハムスター、インコなど、かわいい足あとを画用紙や色紙に残しておきましょう。
紙粘土に押し付ければ、立体的な足型が完成します。
メモリアルグッズとして、ぜひ大切に保管してあげてください。
アクセサリー
毛や爪などは、アクセサリーとして身につけることもできます。
たとえばアルミボトルの中に閉じ込めると、外からは遺品だとわかりません。レジンで固めれば劣化のリスクも少ないでしょう。
アクセサリーやキーホルダーは、デザイン性はもちろん、いつでも持ち歩けるのがメリットです。つらい出来事があったときも、遺品が入ったアクセサリーを握りしめれば不思議なパワーが湧いてきそう。
ぬいぐるみ
ペットの毛を使って、生前そっくりの姿のぬいぐるみを作ることもできます。
作家や業者によって値段はさまざまですが、それでもあの子の姿がよみがえるのは、飼い主さんにとってこれ以上ない喜びですね。
筆
赤ちゃんが生まれたときに、「胎毛筆」をつくったパパママは少なくないでしょう。
ある程度伸びたときにカットして、やわらかな毛質をメモリアルグッズとして保管しておくのです。
ペットも同様に、亡くなった後に毛を筆にすることができます。
2~3cm程度の毛があれば作れることが多いので、作家さんや業者に問い合わせてみましょう。
ペット火葬で一緒に棺に入れられないもの
ペット火葬では、飼い主さんの髪の毛や、生前の愛用品などを一緒に棺に入れられます。
しかし“入れてはいけないもの”も存在するのでご注意ください。
「これは一緒に火葬して良いのか」と迷うことがあったら、スターペットセレモニーまでお問い合わせください。
遺骨が変色する可能性があるもの
金属がついた首輪や、プラスチックでできたおもちゃは、遺骨が変色する可能性があるため入れられません。全体的な素材はもちろん、部分的についている場合も要注意。その部分を取り外せば火葬できますが、「ここにも金属がついていたなんて」と見落としを防ぐためにも避けたほうが賢明でしょう。
爆発する可能性があるもの
缶詰のフードが好きだったペットには、缶詰ごと納めたくなりますよね。しかし缶詰は、燃やすと爆発する恐れがあるので大変危険です。
もし、どうしても入れたい場合は、中身をジップロックに移し替えて納めるようにしましょう。
また、ペースメーカーなど医療品が体内に入っている場合も、そのまま火葬しないようご注意ください。
まとめ
ペット火葬の際に、ご自身の髪の毛を入れる飼い主さんは少なくありません。
ただ、そのまま入れると風で散らばりかねないので、封筒に入れたり手紙に貼り付けたりして納めましょう。
スターペットセレモニーは、移動火葬車でご自宅までうかがい、大切なペットちゃんを真心込めてお見送りいたします。
一緒に火葬できるもの、できないものなど、なんでもご相談ください。
火葬車が到着するまでに、足あとスタンプを作ったり毛を切ったりして、形見を残しておくことをおすすめします。
ペットちゃんは自分の一部を目印に、虹の橋のどこにいても、すぐに家族を見つけていつまでも見守ってくれるでしょう。