ペットが亡くなった際に準備する簡易棺の必要性とは?
2022/06/28
ペットが亡くなったときに、簡易棺は準備したほうが良いのでしょうか? 簡易棺を用意するかどうかはあまり大きな問題ではないと思うかもしれませんが、用意していたほうがみなさんが安心してペットをお見送りができます。
この記事では、ペットの簡易棺の必要性について解説しています。いざというときに慌てないためにも、ぜひこの記事を読んで参考にしてくださいね。
簡易棺はなぜ必要?
ペットが亡くなったときの簡易棺は、なぜ必要なのでしょうか? ここでは3つの理由を解説します。
冷却効果を保つため
ペットが亡くなってから火葬にするまでの間、保冷剤で遺体を冷やさなければならないことも少なくありません。冬場はともかく、夏場は遺体が腐りやすいので保冷措置は必須となります。
その場合、簡易棺があるほうが冷却効果が高まるため、遺体が腐りにくくなります。簡易棺がないと、遺体を冷やしても冷えるのは一部だけとなり、効率が悪くなるのです。
火葬にするまでの間に、遺体が腐ってしまったらかわいそうですよね。最後まで綺麗な状態で送り出してあげたいと思いませんか? そのためには、簡易棺が必要なのです。
体液がにじみ出しても良いように
ペットが亡くなってから火葬にするまでの間に時間がかかると、ペットの口や肛門から体液がにじみ出すことがあります。簡易棺を用意していないと、布団やじゅうたんに体液が付着した場合に、後の掃除が大変になります。そうならないためにも、簡易棺は用意しておいたほうが良いでしょう。
移動の際に便利
ペットの火葬場に遺体を運ぶときには、簡易棺があるほうが持ち運びが楽です。
また、ペットの火葬サービスを行っている業者に車で遺体を取りに来てもらう場合にも、簡易棺をそのまま渡せます。簡易棺がないと、遺体をそのまま渡すことになるので、遺体が丸見えのまま移動させることになり、心象的にもあまり良くないですよね。
こういった理由から、簡易棺は用意しておくにこしたことはありません。
※業者によっては、段ボールなどの簡易棺は受け取ってもらえず、業者専用の棺がある場合があります。業者を利用する際には、自分で用意した簡易棺ごと遺体を引き取ってもらえるのか、あらかじめ確認しておいたほうが良いでしょう。
サイズ別のおすすめ簡易棺
次に、ペットのサイズ別のおすすめ簡易棺をご紹介します。どうしてもサイズの合う簡易棺が見つからない場合にも、慌てないでくださいね。
小動物の場合
ハムスターやインコの場合、ティッシュの空き箱やお菓子の箱を簡易棺にするのがおすすめです。身体と、1~2個の保冷剤が入るサイズが良いでしょう。
猫や小型犬の場合
猫や小型犬の場合は、小さめの段ボールを簡易棺にすると良いでしょう。なかなか手頃な段ボールが見つからないときは、近所のスーパーやドラッグストアで段ボールをもらってくることをおすすめします。
中型犬・大型犬の場合
中型犬・大型犬の場合は大きめの段ボールを簡易棺にしましょう。どうしても合う段ボールが見つからない場合は、タオルやペットシーツを床に敷き、その上に遺体を安置してください。そして、なるべく早く火葬の手配をすることが大切です。
ペットの火葬サービスを行っている業者に頼む場合は、業者のほうで棺を用意してもらえるオプションもあるので、確認してみても良いかもしれませんね。
まとめ
ペットが亡くなったときの簡易棺の必要性をご紹介しました。簡易棺は保冷剤の冷気を逃さないというメリットがありますし、万一遺体から体液がにじみ出したとしても掃除の必要がありません。また、遺体を移動させるときにも、簡易棺があったほうが便利です。
どうしてもペットのサイズに合う簡易棺が見つからないときは、タオルやペットシーツの上に遺体を安置しましょう。そして、なるべく早く火葬を済ませてあげてくださいね。