プランター葬でペットを埋葬する方法
2022/07/21
大切なペットが亡くなったときは、火葬にして個別・合同供養をするのが一般的ではないでしょうか。この記事では、少し変わったプランター葬という埋葬方法をご紹介します。
プランター葬は費用も抑えられ、亡くなったペットをいつまでも身近に置いておける埋葬方法です。メリットやデメリット、やり方を解説していますので、ぜひご覧ください。
プランター葬とは?
プランター葬とは、プランターにペットを自分で土葬する方法です。家に庭のない人や、マンション住まいの人でも行えます。プランターに花を植えると、植物の1年の変化とともに、亡くなったペットを身近に感じられます。亡くなった後もペットを身近に感じていたい人におすすめの方法です。
どんなペットが適している?
プランター葬に適しているのは、インコやハムスターなどの小動物です。それ以上の動物は、適したプランターが見つからなかったり、遺体が土に還るまでに時間がかかったりするからです。大きなペットの場合は火葬、もしくは火葬後のプランター葬が適しているでしょう。
プランター葬のメリット
プランター葬のメリットは、火葬費用が抑えられることや、持ち運びできることです。
火葬費用が抑えられる
プランター葬のメリットは、火葬費用が抑えられることです。ハムスターやインコなどの比較的小さい動物でも、火葬業者に頼めばプランによって8,000円~20,000円程度の費用がかかります。自分でプランター葬をするのであれば、プランターと土があればよいので、費用をかなり抑えられます。
持ち運びできる
プランターは持ち運びができるので、たとえ将来引っ越しすることになっても、一緒に引っ越しができます。もし動物霊園に埋葬していれば、引っ越しのときに離れてしまうので、訪れることもできなくなってしまうかもしれません。プランター葬の場合はそんな心配がないというメリットがあります。
プランター葬のデメリット
プランター葬のデメリットは、虫や臭いの元となることです。
虫がわく
プランターを日当たりや風通しの悪い場所に置いておくと、虫がわくことがあります。プランターを置く場所は、日当たりと風通しのよい場所を選びましょう。また深さのあるプランターを選ぶことも大切です。
臭いが漏れる
浅いプランターや小さいプランターにペットを埋葬すると、臭いが漏れることがあるので気をつけましょう。プランターはできるだけ深く、大きなものを選ぶと臭いが漏れることを避けられるでしょう。
プランター葬のやり方
プランター葬に使用するプランターは、なるべく深さのあるものを選びましょう。また、プラスチック製のプランターは壊れやすく通気性があまりよくないため、陶磁器のプランターをおすすめします。他に用意するものは腐葉土と、プランターの底に穴がある場合はネットが必要です。
まず、底に穴があるプランターの場合は、ネットを敷いて土の流出を防ぎます。次に、プランターに10cm程度の土を敷きます。敷いた土の上にペットを置いて、土をかぶせたら完了です。
土に還るまではどれくらい?
遺体が土に還るまでは10年程度、骨まで完全に土に還るまでは20~30年という月日がかかります。遺体にガーゼやタオルをくるんで埋葬した場合、さらに長い年月がかかるか、もしくは土に還らない可能性もあります。遺体には何もくるまないで、そのままプランターに埋葬しましょう。
まとめ
プランター葬のやり方や、メリット・デメリットをご紹介しました。プランター葬は火葬よりも費用を抑えられますし、ペットが亡くなった後もペットを身近に感じられる埋葬法です。しかし、虫や臭いが発生するリスクもあります。
プランター葬のデメリットが気になる人は、火葬、もしくは火葬後のプランター葬という方法もありますよ。火葬後のプランター葬であれば、プランター内で遺体の腐敗が起きないので、虫や臭いが発生することもありません。さまざまな方法を検討して、ベストな葬儀を行いましょう。